2011年4月22日(金)。 私達夫婦は、2011年5月1日より、北海道八十八ヶ所霊場巡礼の旅をスタートいたします。 巡礼期間は、5月1日(日)~10月31日(月)。巡拝時間は、午前8時~午後5時迄。 私達は、週末の休日を使い、何回かに分けて巡礼いたします。 東日本大震災で被災された方々のご冥福をお祈りし、お見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を願い、祈り続ける旅です。 北竜町には、第9番札所である高野山真言宗・弘徳寺があります。 5月の巡礼を前に、「弘徳寺」ご住職に、旅の心構えや必需品などのお話をお伺することができました。 弘徳寺の若住職の奥様は、今年2月におひとりで1ヵ月半の旅・四国八十八ヶ所霊場巡礼を終えられました。四国での旅のお話など交えて、ご親切にご説明いただき、ありがとうございました。 「巡礼の途中、痛みや苦しみを背負うことも修行のひとつです。苦しみの中で「お接待」という思わぬ「人の優しさ、温もり、思いやりに」に触れた時、涙が溢れる程の大きな感謝の心を感じるものです。物の尊さ、温かい人情味をじっくり味わう旅です」 ご住職の有難いお言葉がずっしりと心に響きました。 『北海道八十八ヶ所霊場巡拝ガイド』北海道新聞社 & 「北海道お遍路・八十八ヶ所霊場」パンフレット 巡拝では、「十善戒(じゅうぜんかい)」という身教えを守ることとされています。 一、不殺生(ふせっしょう):生物を殺さない ニ、不偸盗(ふちゅうとう):物を盗まない 三、不邪淫(ふじゃいん):男女の道を乱す様なことをしない 四、不妄語(ふもうご):嘘をついてはいけない 五、不綺語(ふきご):ふざけた言葉を言わない 六、不悪口(ふあつく):悪口を言ってはならない 七、不両舌(ふりょうぜつ):同行者と口論しない様つつしむ 八、不慳貪(ふけんどん):むさぼらない 九、不瞋に(ふしんに):怒らない・腹を立てない 十、不邪見(ふじゃけん):人間生存の理法について よこしまな見解を持たない 大自然の恵み豊かな北の大地で、魂を清め、洗心する旅。 人生における過去を懺悔し、現在に感謝し、そして未来に対し、命あるすべてのものの幸せを願って進んでいく旅。 お供えする3本の線香は「身(過去)・口(現在)・心(未来)」を清めるものです。 仏様を念じることで、心が癒されます。 歩くことで、人々との心のふれあいを感じます。 人はこの世に命が与えられた瞬間から死に向かって歩きはじめます。 生と死は同時に与えられているのです。 この生から死への道をどの方向に、どんな方法で、選び、進んでいくかは、人それぞれが描いていくもの。。。 「同行二人」・・・お大師さまとともに歩む道・・・ その道は、ひとりで歩むものではありません。 人々が交わり合い、支え合って歩んでいく道です。 歩んでいく道で大切なことは、今この瞬間の幸せを感じ取ること。。。。。 壮大な北の大地・3,000kmの巡礼の旅・祈りの旅のはじまりです。 ひとつの小さな祈りが日本中から、そして世界中からたくさん集まって、 繋ぎ合い、支え合って、大きな大きな祈りの光の輪となり、 日本中を包み込み、すべての命を守り続けます。。。 北海道八十八ヶ所霊場九番札所 ・ 高野山真言宗・弘徳寺 (北海道雨竜郡北竜町字西川3-1 Tel:0164-34-2055) 曼荼羅の旅、お大師さまに出会う旅、 般若心経を唱えながら、 感謝の心で、無の心で祈り続けます。。。 無限の愛と感謝と願いをこめて。。。 北海道お遍路八十八ヶ所霊場・地図 ◆巡礼スタイル (北海道八十八ヶ所霊場巡拝ガイドより引用) 1.菅笠(すげがさ): スゲを縫い綴った笠。「悟故十方空」 2.金剛杖(こんごうつえ): 弘法大師の分身ともいわれる杖。「同行二人」は、お大師様と二人でお参りするという意味です 3.お袈裟(おけさ): つけることによって心は浄化され罪業は消滅し徐々に仏様の徳が備る 4.笈摺(おいずる): 白衣を身につけることは、自ずから清浄にして無垢になること 5.お念珠(おねんじゅ): 念願の際に擦り合わせることにより、人間の百八の煩悩を減らすとも言われています ◆巡礼用品 (名鉄巡礼の会パンフレットより引用) 1.納経帳(のうきょうちょう):読経し、お参りをした印に納経帳にご宝印を受けるもの 2.ご朱印料: 3.納札(のうれい): 4.巡礼手鑑(じゅんれいてかがみ): 5.お線香 6.ロウソク 7.ガイドブック 8.巡拝案内図 ◆参拝の作法 (名鉄巡礼の会パンフレットより引用) 1.霊場寺院では、山門で一礼し境内に入り、水屋で手を洗い口をすすぐ 2.本堂などの所定の場所にて、「納め札」、「写経」を納める 3.お灯明、線香、お賽銭をあげる 4.読経する 5.大師堂があれば、そこで本堂と同様にお勤めする 6.納経帳にご朱印を求める時は、所定の場所で納経料を納めて御本尊様のご朱印を頂く 7.山門を出るときは、本堂にむかって一礼して境内をでる ◇ いくこ&のぼる |
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