北海道八十八ヶ所霊場巡とは (北海道八十八か所霊場会)北海道八十八ヶ所霊場巡りは、平成18年10月開創、全行程3千キロの壮大な北の遍路道です。 一番札所は旭川市で、道北(発信の道場)、道東(修行の道場)、道南(菩提の道場)、道央(涅槃の道場)とし、八十八番札所は札幌市と巡っていきます。 大地の恵みを感じながら、身も心も健やかになる幸せの遍路 結願することで煩悩を浄化し、願いが成就するといわれる霊場巡り。 「世界に誇り得る日本の英雄であり聖者である」といわれた 弘法大師空海より伝承される修行の道は、哲理と慈悲に満ち溢れています。 |
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北海道八十八ヶ所霊場巡礼記
高野山参拝 2011
2011年12月20日(火)
私達は、今年6月末、北海八十八ヶ所霊場の巡礼を結願・満願成就。
高野山は、平安時代の弘仁7年(816年)頃より、
古代インドに生まれたと伝わる「五大思想」・・・
この「六大」を高野山で形として表したものが「五輪塔」。
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大地からの恵みを受け、天に延びゆく杉の大木、
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北海道八十八ヶ所霊場・第29番札所:青龍寺(滝上町)
2011年5月7日(土)
5月半ば頃になると、山の斜面一面に咲き誇るピンクの芝桜が見事な滝上公園。私達が訪れた時は、その芝桜は、まだまだ咲き始めたばかり。。。 その公園を裏山として位置する青龍寺。
青龍寺は、大正4年(1915年)5月、香川県人・牧密道が開基し、間もなく開山100年を迎えます。寺院裏の滝上公園を一周する石仏八十八体が建立されています。 尚、北海道八十八か所霊場の公式ポスターに使用された写真は、青龍寺の檀家のアマチュアカメラマンが撮影されたとのことです。
清瀧山 清龍寺 (高野山真言宗) 第29番札所・霊場本尊: 十面千手観世音菩薩 御真言: おん ばざら たらま きりく
慮る(おもんばかる) 相手を想う心(思いやりの心)が大切です。
安念密富ご住職が、ご親切にいろいろなお話をしてくださいました。 有難くも東日本大震災の被災者の皆さんへのメッセージを戴きました。 有難うございます。
南無大師遍照金剛 合掌
〒099-5604 北海道紋別郡滝上町元町 Tel:0158-29-2459
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北海道八十八ヶ所霊場・第17番・27番札所:法弘寺(名寄市)
2011年5月6日(金)
名寄市に位置する「法弘寺」は、第17番札所と第27番札所。 寺院本尊を不動明王、霊場本尊を七佛薬師如来(第17番札所)、十一面観世菩薩(第27番札所)として、二つのご本尊が奉安されています。
若住職のご丁寧なお接待を戴き、お忙しい中、本堂内を案内していただきました。素晴らしい仏様の中でも、木像の真言十三仏は、実に見事なものでした。不思議な深いご縁でこのお寺に奉安されたというお話。 そして、本堂内の大きな「曼荼羅」も素晴らしいものでした。気が遠くなるような繊細で緻密な曼荼羅は、チベットの僧侶が8年かけて描き上げたものだそうです。曼荼羅そのものが宇宙を表し、「全ての命は、仏様に包まれ、繋がっていて、ひとつである」と表現されたものだそうです。
成田山 法弘寺 (真言宗智山派) 第17番札所・霊場本尊: 七佛薬師如来 第27番札所・霊場本尊: 十一面観世音菩薩
そして、大変有難いことに、ご住職に東日本大震災の被災者の方々へのメッセージを戴きました。
「人間に残された根本の力 それは祈りだ」
「『世の中は持ちつ持たれつ、ひとりで生きているのではなく、生かし生かされつつある』これが信義だ、と諭されたのですが、喜びが沸き起こってこない。躊躇していたら、神様が現れて、心ゆくまで『おんじ』を唱えなさいとおっしゃった。『おんじ』は祈りの言葉。『おん』は真言密教で一番大事な言葉です。心から湧き上がってくる祈りを象徴した言葉が『おんじ』。お釈迦様は『おんじ』を唱えて、最後の信義が完成されたのです。『おんじ』を唱えることによって、心の底から喜びが湧き上がってきて、この力で人を浄化しようという誓願を起こされたのです。人間の根本にある力は、人間の謙虚な祈りです」
南無大師遍照金剛 合掌 ◆法弘寺(ほうこうじ)
〒096-0014 北海道名寄市西4条南9丁目 Tel:01654-3-2264
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北海道八十八ヶ所霊場・第9番札所:弘徳寺(北竜町)
北海道八十八ヶ所霊場巡礼の旅を5月から始めます
2011年4月22日(金)。 私達夫婦は、2011年5月1日より、北海道八十八ヶ所霊場巡礼の旅をスタートいたします。 巡礼期間は、5月1日(日)~10月31日(月)。巡拝時間は、午前8時~午後5時迄。 私達は、週末の休日を使い、何回かに分けて巡礼いたします。 東日本大震災で被災された方々のご冥福をお祈りし、お見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を願い、祈り続ける旅です。 北竜町には、第9番札所である高野山真言宗・弘徳寺があります。 5月の巡礼を前に、「弘徳寺」ご住職に、旅の心構えや必需品などのお話をお伺することができました。 弘徳寺の若住職の奥様は、今年2月におひとりで1ヵ月半の旅・四国八十八ヶ所霊場巡礼を終えられました。四国での旅のお話など交えて、ご親切にご説明いただき、ありがとうございました。 「巡礼の途中、痛みや苦しみを背負うことも修行のひとつです。苦しみの中で「お接待」という思わぬ「人の優しさ、温もり、思いやりに」に触れた時、涙が溢れる程の大きな感謝の心を感じるものです。物の尊さ、温かい人情味をじっくり味わう旅です」 ご住職の有難いお言葉がずっしりと心に響きました。 『北海道八十八ヶ所霊場巡拝ガイド』北海道新聞社 & 「北海道お遍路・八十八ヶ所霊場」パンフレット 巡拝では、「十善戒(じゅうぜんかい)」という身教えを守ることとされています。 一、不殺生(ふせっしょう):生物を殺さない ニ、不偸盗(ふちゅうとう):物を盗まない 三、不邪淫(ふじゃいん):男女の道を乱す様なことをしない 四、不妄語(ふもうご):嘘をついてはいけない 五、不綺語(ふきご):ふざけた言葉を言わない 六、不悪口(ふあつく):悪口を言ってはならない 七、不両舌(ふりょうぜつ):同行者と口論しない様つつしむ 八、不慳貪(ふけんどん):むさぼらない 九、不瞋に(ふしんに):怒らない・腹を立てない 十、不邪見(ふじゃけん):人間生存の理法について よこしまな見解を持たない 大自然の恵み豊かな北の大地で、魂を清め、洗心する旅。 人生における過去を懺悔し、現在に感謝し、そして未来に対し、命あるすべてのものの幸せを願って進んでいく旅。 お供えする3本の線香は「身(過去)・口(現在)・心(未来)」を清めるものです。 仏様を念じることで、心が癒されます。 歩くことで、人々との心のふれあいを感じます。 人はこの世に命が与えられた瞬間から死に向かって歩きはじめます。 生と死は同時に与えられているのです。 この生から死への道をどの方向に、どんな方法で、選び、進んでいくかは、人それぞれが描いていくもの。。。 「同行二人」・・・お大師さまとともに歩む道・・・ その道は、ひとりで歩むものではありません。 人々が交わり合い、支え合って歩んでいく道です。 歩んでいく道で大切なことは、今この瞬間の幸せを感じ取ること。。。。。 壮大な北の大地・3,000kmの巡礼の旅・祈りの旅のはじまりです。 ひとつの小さな祈りが日本中から、そして世界中からたくさん集まって、 繋ぎ合い、支え合って、大きな大きな祈りの光の輪となり、 日本中を包み込み、すべての命を守り続けます。。。 北海道八十八ヶ所霊場九番札所 ・ 高野山真言宗・弘徳寺 (北海道雨竜郡北竜町字西川3-1 Tel:0164-34-2055) 曼荼羅の旅、お大師さまに出会う旅、 般若心経を唱えながら、 感謝の心で、無の心で祈り続けます。。。 無限の愛と感謝と願いをこめて。。。 北海道お遍路八十八ヶ所霊場・地図 ◆巡礼スタイル (北海道八十八ヶ所霊場巡拝ガイドより引用) 1.菅笠(すげがさ): スゲを縫い綴った笠。「悟故十方空」 2.金剛杖(こんごうつえ): 弘法大師の分身ともいわれる杖。「同行二人」は、お大師様と二人でお参りするという意味です 3.お袈裟(おけさ): つけることによって心は浄化され罪業は消滅し徐々に仏様の徳が備る 4.笈摺(おいずる): 白衣を身につけることは、自ずから清浄にして無垢になること 5.お念珠(おねんじゅ): 念願の際に擦り合わせることにより、人間の百八の煩悩を減らすとも言われています ◆巡礼用品 (名鉄巡礼の会パンフレットより引用) 1.納経帳(のうきょうちょう):読経し、お参りをした印に納経帳にご宝印を受けるもの 2.ご朱印料: 3.納札(のうれい): 4.巡礼手鑑(じゅんれいてかがみ): 5.お線香 6.ロウソク 7.ガイドブック 8.巡拝案内図 ◆参拝の作法 (名鉄巡礼の会パンフレットより引用) 1.霊場寺院では、山門で一礼し境内に入り、水屋で手を洗い口をすすぐ 2.本堂などの所定の場所にて、「納め札」、「写経」を納める 3.お灯明、線香、お賽銭をあげる 4.読経する 5.大師堂があれば、そこで本堂と同様にお勤めする 6.納経帳にご朱印を求める時は、所定の場所で納経料を納めて御本尊様のご朱印を頂く 7.山門を出るときは、本堂にむかって一礼して境内をでる ◇ いくこ&のぼる |
2011年霊場巡りをスタート
2011年4月6日(水) 大自然の恵み豊かな北海道にて、無の心で、祈り、精進していきたいと思います。
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