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映画「北のカナリアたち」

2012/11/14 17:00 に 寺内昇 が投稿   [ 2012/11/14 17:01 に更新しました ]
2012年11月15日(木)


北のカナリアたち(ちらしより引用)


東映創立60周年記念作品として製作される『北のカナリアたち』。
日本最北の地、稚内、サロベツ、利尻島、礼文島を舞台に、
北海道の小さな島の教師と6人の生徒たちの感動の物語。

原作は、
湊かなえの「往復書簡」(幻冬舎刊)に収録された「二十年後の宿題」。

ある事件を機に、先生と生徒たちが再会し、
「二十年後の宿題」の中に閉ざされ、
心の奥に凍りついていた真実が解き明かされていく。

教師を演じるのは吉永小百合。
幼少期の生徒たち6人は、
全国から集まった約3,100名の子供たちの中から選び抜かれた、
天使の美しい歌声を持つ子どもたち。

その20年後を演じるのは、
森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮﨑あおい、小池栄子、松田龍平。


北の大地の大自然の冬の厳しさ、雄大さ、そして美しさが、
天使の清らかな歌声とともに、感動的に表現されています。

この物語の中で感じられたもの、
それは「生と死の狭間に存在する愛の尊さ」。

「生きていくことの難しさ、辛さ。
その辛さは、それを包み込む、あたたかな愛によって、
必ず乗り越えることができる」ということ・・・
最後に、のぶちゃんが、はる先生につぶやいた言葉、

「辛いなぁ。生きていくことは・・・」

警察に連行されていく信ちゃんの船を見送る
6人の仲間たちとはる先生、

「待っているからね。のぶちゃんのこと、みんな大好きだからね!」

はる先生の言葉で、
みんなの心がひとつとなり、あたたかく包み込んでいく瞬間!

☆ ☆ ☆

肉体という衣を身に纏い、
生命を全うしようとする人間の人生は、
実に辛いことの連続。。。

波のように、繰り返し襲ってくる
苦しみを乗り越えた瞬間に感じる、
キラリと光る幸福の輝き。。。

人間の人生は、
まさに喜びと苦しみの繰り返し、
苦しみの方が多く感じる人生行路。

だからこそ、
苦しみの中に存在する尊い愛。
悲しみを包み込む、大きな愛。



ひとつの生命は、
けっして、ひとつで存在することはできない。

ひとつの生命は、
常に多くの愛に包まれて、
助けあい、共存しあって、存在している。



「大丈夫!みんな、あなたが大好きだからね!」




ゼンテイカ群落(別名:エゾカンゾウ)(引用:wiki


☆ いくこ&のぼる